おしゃれは大好きです。
以前は構築的なカッティングが上手なメゾンの洋服をタイトに女らしく着こなすことが好きでした。が、ある日、きづいてしまったんです。
「あ、肩がこる」
わかるんですよ、おしゃれは忍耐だって事くらい。暦ではすでに春真っ盛りのこの季節にはそろそろ生足でサンダルを履きたいし、いくら肌寒くても冬っぽい素材は避けたいし。でも、もう寒さや肩こりに我慢が効かないお年頃になってきました。
ついこの間までは冬でもジーンズに生足なんてことはしていましたが、今では到底無理。あったかストレッチデニムにムートンのブーツにカシミアのセーターに肩のこらないニットファーなんて出で立ちでここ数年は冬を過ごしているような気がします。ニットの中でもカシミアが大好きなのですがサイズ感とか、あまりカジュアルになりすぎない素材感とか、今の気分に合うニットに出会えずにいたのですが、ある日、気付いてしまったのです。
「あ、メンズから探してみよう!」
何年も前に、エディースリマンの最後のDior Homeのショーの後、パリのブティックでメンズのタキシードジャケットを買ったのを思い出し、メンズものに手を染めてしまったのです。
背が高い私はレディースのニットを着ても腰がスースーしちゃったり、袖が短かったりしていたのですが、メンズなら完璧!ということで仕入れたのがこちらのラルフローレンとペラフィネの薄手カシミアニット。
もう後戻りできない禁断の世界に足を踏み入れてしまいました。
コメントを残す